高血圧症状

高血圧の症状

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高血圧にはこれといった自覚症状がありません。たまたま受けた検査や定期検診などで血圧を測定し、血圧が高いと言われて初めて自分が高血圧だと気がつくというケースがほとんどでしょう。

中には高血圧症と診断されるよりも前から動悸や息切れ、肩凝り、頭痛、耳鳴りなどといった症状を感じていたという方もいらっしゃいますが、これらは高血圧以外の病気でもよくみられる症状であるため、そこからすぐに高血圧を疑うというのは極めてまれなこと。

大抵はそのまま見逃されてしまいます。

また、高血圧と診断された後でも自覚症状がないだけにすぐには治療せず、そのまま放置してしまうという方も少なくありません。

しかし、高血圧は放置していて自然に治る病気ではなく、むしろ体の中で症状は静かに進行していくという怖さがあります。

怖いのは動脈硬化

高血圧の症状の中で最も心配されるのが動脈硬化です。動脈硬化とは血圧が高いことによって常に血管に大きな負担がかかり、それにより血管が硬く柔軟性が失われた状態になること。

血管壁は傷がついたりコレステロールが吸着することによって脆く狭くなり、さらに血圧を上昇させてしまうことになります。

そして、そのまま動脈硬化を放置していると、ついには血管が詰まって破裂することに。そうなると、命にも関わる事態をも招くことになってしまいます。

高血圧は症状が重くなればなるほど心疾患や脳血管疾患へのリスクが高まります。そういうことのないよう、できるだけ早く治療を受け、生活のコントロールを始めることが重要なのです。

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